タイトルの通り「レコーディング/はかるだけダイエット」についてです。
健診機関で保健指導の仕事をしていたことがあるので、その目線も入れつつ書いていきます。
レコーディングダイエット
レコーディング(recording)は、記録・録音などを意味します。
レコーディングダイエットでは、日々の体重や食事のすべてを記録していきます。
記録用のアプリもたくさん出ています。
個人的に有名だと思うのはコチラ
私が使っていたのは「ダイエット・カロリー・体重記録アプリもぐたん」
…サービス終了しています。クマが可愛いアプリでした。
食材として登録されていないカロリーも自分で数値入力できました。
体重管理にアドバイスではなく癒しを求めていた私にはピッタリのアプリでした。
ありがとう。もぐたん。
はかるだけダイエット
こちらは体重の記録がメイン。
昔、ためしてガッテンという番組で紹介されて流行ったことがあります。
体重をはかるタイミングは
- 朝→起床直後のトイレを済ませた後。
- 晩→夕食後直後(寝る前でもいいかもしれませんね)
1日2回、決まった時間に体重を測り日々の変化を見ていきます。
「毎日50~100g体重が減っていれば上手くいっている♪」というものです。
50g単位で数値が分かる体重計の利用が望ましいと言われています。
オススメの体重計について
レコーディングする位の健康管理やダイエットを考えているなら、体組成もわかる体重計の利用をオススメします。
↑ 値段は5300円~6000円位です。
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体組成では、体脂肪率や筋肉量など、体の内部の情報を数値化してくれます。
これにより、単なる体重減少だけでなく、脂肪の減少や筋肉の増加など、健康的にダイエットの進捗状況を把握できます。
例えば、運動をして脂肪が減って筋肉が増えても体重が変わらない。なんなら増えることもあります。
体重が変わらなくても体脂肪率が減少していれば、脂肪が燃焼している証拠です。
目に見えない頑張りは見える化した方がモチベーションアップになります♪
アプリで数値管理ができる体重計は、記録の手間がない・経過もすぐに見られるという点で楽です。
ですが、アプリ機能がついていない体重計と値段が3倍くらい違います。
記録の手間はあれど、レコーディングダイエット用の無料アプリで十分かな💦
体組成がついていない体重計を使った場合、朝晩の差が1㎏を楽に超えていれば減量にはつながりにくいです。ぜひ、チェックしてみて下さい♪
体重や食事を記録するメリット
もちろん、体重を測ったり記録したりすることが、直接、摂取カロリーを減らせたり消費カロリーを増やしたりするわけではありません。
体重を記録するメリットは
- 目標を設定しやすい:なんといっても数値目標を設定できます。体組成と組み合わせて、筋肉UPを目指すのか脂肪DOWNにアプローチをかけるのか具体的な設定も一歩進みます。
- 自分を客観視できる :体重の増減が、どのような生活習慣が原因となって起こるのかがわかりやすくなります。
- やる気の持続:進捗状況を数値化されます。そのため、自分の努力が実を結んでいることを実感しやすくなります。減ってきたらそれだけでモチベーションアップ♪具体的な目標設定にも役立ちます。
- ストレス軽減:食べ過ぎた、飲みすぎたという日はあって当然です。そんなときは正直に理由を書くことで気持ちをリセットさせやすいです。
などがあります。
保健指導の現場で感じた効果とか感想とか
ここからは個人の感想になっていきます。
当時、はかるだけダイエットが流行り倒している時に保健指導をしていました。
効果は出る人には、すごく出ていました。
なんなら別の病気が心配になってきて、病院を受診した方が良いのじゃないかっていうくらい急スピードでやせていく人もいました。
もちろん、お酒の量を減らされていたり、運動をされていたりと別の取り組みもされています。
一方で、レコーディング自体が苦痛となっている場合もありました。
「頑張って記録をしても効果がでなくてやる気をなくしてしまう」とか
「嫌なことを直視するのがキツイ」とか色々あると思います。
毎日徐々に体重が減ればOKと言われてはいますが、たとえ50gでも継続して体重を減らすのは結構難しいです。減らした分が外食で簡単に元に戻ることもあります。忙しくて体重管理の優先順位をそこまで上げられないなんてことも。
こういったマイナス要因があることを知っておけば、取り組み中も「想定内」ということで落ち込むことも少なくなると思います。
私個人としては、現状にかかわらず、無料アプリを使って体重やカロリー収支をチェックしても良いのでは?と思っています。
というのも、意外と食べている場合があります。
必要摂取カロリーなんて簡単に超えます。
何をかくそう、1日の総摂取カロリーをチェックした時にそのカロリーオーバーっぷりに戦慄した派です。
日々の摂取カロリーがどれだけオーバーしているのか、あるいは足りないのかを知るだけでも健康管理に生かせます。
お酒・間食も必ず入力を守ってください。
人によっては、一定のカロリー超えたあたりからドキドキし始めるはず。
ダイエットに失敗したとしても自分の食習慣を振り返ることができます。
継続に越したことはないですが、平日と土日の違いが分かるくらいには続けるのがオススメです。